ここでは、太陽光発電システムのメリットである売電と卒FITについて解説しています。
太陽光発電でつくった電気は、電力会社に売ることができます。売電とは、太陽光発電でつくった電気を電力会社が買い取ってくれるシステムのことです。 そのときの売値は一定期間同じ価格であるため、固定価格買取システムと呼ばれています。
また、家庭でつくった電気は売電できる期間が設けられており、その期間を売電期間(買取期間)といいます。 これは経済産業省が定めた売電価格が適用される期間のことで、kW数によって10年~20年に期間が設けられています。
売電価格は太陽光発電の設置費用に応じて変動しますが、設置すれば売電期間の間ずっと一定、つまり固定されるため、年度の変わり目に影響を受けることはありません。 そのため、設置の検討している方は売電期間の収支を計算しておくと経済メリットの見通しを立てることができるでしょう。
経済産業省が発表した2022年度の太陽光買取価格は以下の通りです。
これらは令和3年度と4年度の買取価格が同時に発表されたものです。 2022年3月末までに経済産業⼤⾂承認の正式価格が決定しますが、例年、委員⻑案がそのまま適⽤されるようです。
近年耳にする「卒FIT」。太陽光発電システムを導入している方は聞いたことがあるのではないでしょうか。 ここからは、FIT、卒FITについて解説していきます。
FITとは、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」のことを指します。太陽光発電、風力発電、水力発電など、再生可能エネルギーの普及を目的とした制度で、2012年に制定されたものです。
これは、再生可能エネルギーによって発電されたエネルギーを地域の電力会社が一定の期間、一定価格で買い取ることを義務づけたもので、火力や原子力よりも高めに設定されています。
これにより、家庭で太陽光発電システムを導入したり、企業が再生可能エネルギー事業に参入しやすい環境づくりの推進を目指しました。 例えば、
などのメリットがあります。
つまり、卒FITとは「10年間の買取期間が経過し、FITの適用が終了すること」であります。 相場よりも高く電気が売れるFIT期間が終了すれば、太陽光発電による収入が減ってしまう可能性が高いのです。 そのため、FIT終了後に収支バランスが崩れるのを防ぐため、卒FIT後の対策をしておく必要があります。
まずひとつめは同じ電力会社に継続して電気を買い取ってもらうことです。 卒FIT後の買取価格は大幅に安くなってしまいますが、売電契約の切り替えを行う手間もなく、そのまま買い取ってくれるという安心感があります。 そもそも、売電収入に大きく頼っていないという家庭であれば、そのまま継続しておいてもいいでしょう。
もうひとつは、「自家消費」をして毎月の電気代を安く抑えることです。使いきれなかった電気を売るより、自宅で無駄なく使いきることで電気会社から購入する電気の量を少なくします。 自宅で発電した電気を上手に活用すれば、電気料金が0円になる可能性だってあります。
また、発電した電気を蓄電池にためておけば、災害時に停電が起こっても、電気を使うことができます。 このシステムを利用すれば、地震や台風などの自然災害が起こったときの強い味方になってくれるでしょう。
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