太陽光発電を導入するなら、どのような流れで手続きが進むのか知っておくとスムーズです。設置工事は1日で終了しますが、事前調査や電力会社が担当する作業もあるため、スタートして完了するまでは時間がかかります。ここでは、太陽光発電の設置の流れや工事内容、設置にかかる期間などをまとめました。
まずは太陽光発電の設置について問い合わせをしてください。設置業者によりますが、一般的に電話やホームページに設置されているメールフォームから受付されています。メールで問い合わせた場合は、担当者から折り返しの連絡が入るので対応できるようにしておきましょう。
設置前に、必ず現地調査が必要です。太陽光発電設置に必要な事項のヒアリングに加えて、設置場所の環境のチェックや電気使用状況など、現場でしか分からないことを確認します。家の図面や電気代が分かる資料を用意しておくと、スムーズに進むでしょう。現地調査の日程は、問い合わせをしたときに決めます。都合は合わせてもらえるので安心してください。屋根だけではなく、家全体の調査が実施されます。調査時間は1時間ほどを見ておくといいでしょう。
現地調査の結果を踏まえて、見積書や電気代のシミュレーションを提示してくれます。家の間取りや電気の使用状況などに合うプランを提案してもらえるので、分からないことや不安なことがあれば、相談してください。施工図面も提案されます。
提案内容に納得できたら契約に進みます。契約の際、補助金についても説明があるので、よく聞いておきましょう。補助金や電力会社への手続きは代行してもらえます。必要書類に記入してください。工事日や支払い方法も契約時に決定します。
設置工事が行われます。太陽光発電の設置工事は、1日で完了することがほとんどです。工事の途中、30分程度停電があります。声はかけてもらえるので突然停電することはありませんが、停電の心づもりはしておきましょう。
設置工事の最初は、「墨出し」という作業から行います。どの位置にパネルを取り付けるかの目印をつける作業です。
場所が決まったら、金具を取り付け、防水処理をした上で、架台を設置します。屋根に穴を開けるので、防水処理が重要です。金具の周囲やネジの部分をコーキング剤で埋めていきます。
パネルの設置をする前に、屋根上に必要な配線を行います。
パワーコンディショナ、接続箱、リモコンなどの電気接続工事を行います。
屋根上の準備と電気系統が整備されたら、いよいよ太陽光パネルの設置です。設置したら、配線に接続します。化粧カバーやロゴプレートを取り付けると基本作業は終了です。
取付完了したら、システムの作動確認をします。一旦、設置作業は完了です。ただし、まだ使えません。
スマートメーターの取付は、電力会社が行います。設置工事が完了してから2~3週間後の作業です。少し待期期間が発生します。
スマートメーターの取付が完了したら、施工業者が再度作業を行います。配線などの電気を連系し、機器の使用方法を説明してもらえるので、確認したいことをまとめておきましょう。
10メーカー以上の取り扱いがある大阪の太陽光発電システム販売・設置業者のうち、サービスに特長のある企業3社をピックアップしました。
・近畿住設…最も充実した定期メンテナンスとアフターサービス
・アニーズ…担当者は全員職人。提案から施工・運用まで現場目線の提案可能
・エコ健システム…耕作放棄地への対応可能。農機具買取サービスもあり