蓄電池は、本体ひとつで動くものではありません。複数の機器が配線で接続され、それぞれが機能することで、最終的に電気を使用できるようになります。蓄電池がどのような仕組みで動いているのかを理解するために、システム構成をまとめました。
電気を貯蔵するのが蓄電池です。太陽光発電などで創った電気や電気代が安い夜間の電気を貯められます。太陽光発電を導入している場合は、貯めた電気を夜間に使用するのが一般的。夜間電力を貯めて日中に使用する方法もあります。導入目的・機器・設定によって、どの電気を貯め、いつ使うかを調整可能です。非常時の電源にもなります。
室内で使える操作パネルです。表示画面があるので、充電・放電の状況が確認できます。状況に応じて、設定などの変更も可能。ボタンをタッチするだけで簡単に操作できます。停電時に室内から操作できるので、決めた場所に置いておくといいでしょう。
太陽の光から電気を作るのが太陽電池モジュールです。太陽光発電システムの主役とも言えるでしょう。太陽光を直流電力に換えます。モジュールの特徴は、メーカーやシリーズによって様々です。
太陽電池モジュールで発電した電気は、直流電力です。そのままでは使用できません。そこで必要なのがパワーコンディショナです。直流電力を交流電力に変換する装置です。電化製品を使用できる電力に変換します。
太陽電池モジュールで発電し、パワーコンディショナで使える電力に変換された電力を集約して住戸内に送るのが、屋内分電盤です。漏電ブレーカ、太陽光発電用ブレーカ、蓄電システム用ブレーカが内蔵されています。
売電・買電力量計のことをスマートメーターと言います。太陽光発電と蓄電池のシステムでは、余った電気を電力会社に売ることが可能です。そして、家で使用する電力が不足すると、電力会社から電気を購入します。売った電気の量と買った電気の量を量るのがスマートメーターの役割です。
蓄電システムはAIで制御されています。ソフトは随時アップデートされていき、アップデートするときは通信が必要です。また、太陽光発電は天候に左右されるのが特徴のひとつ。天候に応じて制御するための通信機能が搭載されています。
発電の状況や電気の使用量を確認できるのがソーラー発電モニタです。部屋の中で発電状況や電力使用量を確認できるため、節電を意識している人にも便利でしょう。充電・放電の状況を確認できる室内リモコンに対して、発電と電力使用量を確認できるのがソーラー発電モニタです。
家の中にあるテレビやエアコン、照明などの家電製品のことです。太陽光発電で創った電気を交流電力に変換し、屋内分電盤で送られた電気で家電製品を使用します。発電システムの最後に位置するのが電気機器です。
10メーカー以上の取り扱いがある大阪の太陽光発電システム販売・設置業者のうち、サービスに特長のある企業3社をピックアップしました。
・近畿住設…最も充実した定期メンテナンスとアフターサービス
・アニーズ…担当者は全員職人。提案から施工・運用まで現場目線の提案可能
・エコ健システム…耕作放棄地への対応可能。農機具買取サービスもあり